「普通の女の子」に炎上してるアカウントを譲ったらフェミニストになった話
11月5日 追記
先日私のツイッターアカウントが大炎上しました。(というか昨日)
とある漫画家の方の発言に傷ついた私が人に相談のリプライをしたら、そのリプライが取り沙汰されてちょっと引いてしまうくらい燃えに燃え上がってしまい。(人に相談するときはDMがいいんだなぁと学んだ)
内容は後述するとして、
スタァライト(少女⭐︎歌劇レヴュー・スタァライト)(スタァライトはいいぞ)を追いかけるだけのFFゼロの小さなアカウントが、あらゆる人から批判や、時に罵倒を投げられ、通知は毎分100単位で届き、てんてこ舞いになりました。
自分が言葉足らずなこともさることながら、出した人物もまずかった。
漫画家、ファンにとって神様のような存在について触れてしまい、近年稀に見るひどい言葉しかつかないこんがり焼けたツイートが出来上がってしまい。
もうかなりめんどくさいし、なにより来たら見てしまうということで、通知のやまないアカウントを遠く離れた地に住む友達に放り投げることにしました。
投げた友達はいたって「普通」の日本の女の子。
今回炎上した理由も、「海鮮ちゃんがよくないよ、曲解しすぎだよ、先生は何も悪くないし、謝らないといけないよ」と言い、ジェンダーギャップ110位の「日本の中でかなりマジョリティ的考え」をする子。しかし人がいい。困って困って、と話したら「まぁそれで海鮮ちゃんが気にやむのもかわいそうだから引き受けるよ」と言ってくれた天使。
「もうパスワードも何もかも変えちゃっていいし、鍵かけても消してもどうしてくれてもいいからね!」
と託して私は寝たんですが
次の日の朝。
いつもの習慣で開いた、カタツムリレベルに動かない身内アカウントが真っ赤に埋まっていました。
かわいい紅バラのアイコンで、いつもご飯のことやゲームのことをつぶやいている彼女のアカウントが
「つらい現実から逃げた結果が、男性脳に染まるか、国外に行くかなんだね」
「ずっと、男に生まれたら楽だったのに、男に生まれたかったって思ってたけど、男が楽になるような社会である日本だったから思ってたんだ」
「育った環境で麻痺して行く」
「こういうの考えだすと、日本って生きづらいから蓋をする人が多いんだろうね」
と3時間前くらいから呟き続けていたんです。いや、なにがあったの?
たった6時間くらいのあいだに何がおきたの。
つぶやいている内容から彼女のメンタルも心配だけどその180度の価値観のひっくり返りっぷりはなに?????
朝から大混乱。
昨日あんなに私を説得しようとしていた彼女は一体どこへ??
その後も彼女の「日本絶望ツイート」は止むことを知らず、朝っぱらから真っ赤っかの私のタイムラインは、お昼に彼女に電話をするまで続いたんです。
と、ここで発端のツイートと、字数制限のないはてなブログで、私のした大炎上主張をあげたいと思います。
(※あくまで私は篠原先生にリプライは送ったことはなく、この発言はひどくない?と思ったことをツイッターで、共有したい人宛のリプライで書いた(ツイートをスクリーンショットしたものを添付する形ですので引用リツイートでもありません)ので、本ブログも同じです。読書感想文的に誰宛でもなく、読んで感じたことを書いています。)
ここを飛ばすと、本題に行けないので……
@inoue_goku 初対面で申し訳ございません。私たちは女というだけでここまで言われないといけないのでしょうか?漫画の中の差別は仕方がない、ジャンプは女性のためのものじゃない、女性の好みを入れるとつまらなくなる、差別を助長しないで欲しい気持ちと好みは違いますし、なら読まなきゃいいって→ pic.twitter.com/ytwIgmkoHj
— 海鮮 (@seafoodfriends) November 2, 2019
まず、私の主張を説明する前に、男女の話だと問題点が理解できない人がかなりいたので、そこを今世界的に誰が見ても差別をしてはいけない、という認識がある、黄色人種と白人という言葉を使います。
問題点1
あと漫画の中身にまで指摘が及ぶのならそれは話が違うと言わざるを得ません。漫画の表現は自由であるべきで、少年漫画が少年を対象にしている以上作品内で女性が不快な気持ちになる描写はあり得ます。合わない場合は読まない自由を行使していただくしかないです。
ご指摘ありがとうございました☺— 篠原健太 (@kentashinohara_) October 26, 2019
普段は不真面目ですがこの件は誠実に考えるべきだと思いました。
— 篠原健太 (@kentashinohara_) October 26, 2019
この件が漫画の糧に…なるのかな。漫画の表現は自由であるべきだし、少年漫画なので漫画内で女性が不快な描写は多分あると思います。でも露骨な事はしないです。発言だけで行動はしないゲスリング部の下衆道精神みたいな。 https://t.co/5bc7HaiMxz
「白人向け漫画が白人を対象にしている以上作品内で黄色人種が不快な気持ちになる描写はあり得ます。合わない人は読まない自由を行使していただくかないです。」
「白人向け漫画なので漫画内で黄色人種が不快な描写は多分あると思います。でも露骨なことはしないです」
と黄色人種に言っていると考えてください。何が問題か一目瞭然ですよね?
いや、黄色人種が不快に思う表現って差別でしょう。「差別じゃありません」って言っても、それは認識が甘いし、差別を知らなすぎる、知らずに生きてこられたからです。
露骨じゃないからいいって、露骨ってどこからですか、誰が決めるんですか。
たとえば、万人が不快にならない描写は無理、というならわかりますし、差別にもなりませんが(世の中人の数だけ考え方があるから万人に好かれるは無理ですし)、なぜ女性と、属性限定したのでしょうか?
《追記》
元々のツイートはある女性個人へのリプですが、話の流れで男と女という言葉を使いすぎたのが誤解を招く原因になったと反省しています。「男女問わずどんなに配慮して描いても表現を世に出したら誰かが傷つく可能性はあり得る」という事です。
— 篠原健太 (@kentashinohara_) November 4, 2019
僕の考えは「考えて描いても誰がどこで不快に思うか分からない。多勢の声なら届くし編集から指摘も入るし時代でガイドラインも変わる。でも少数の声は届かないしすぐには変わらないので、傷ついたら読むのをおすすめしません」に至りました。この考えは「性差別を容認してる」事になるのでしょうか。
— 篠原健太 (@kentashinohara_) November 4, 2019
漫画は読者の顔を想像出来なければ描けないんです。
— 篠原健太 (@kentashinohara_) November 4, 2019
でもそれと女性の事を考えてないはイコールではないです。女性が不快に感じるのは少年漫画だからしょうがないとも思っていません。読んでほしくて考えて描いてますから。商売として優先度がある事は切り捨てる事にも差別にもならないはずです。
ツイートの「男女問わずどんなに配慮して描いても表現を世に出したら誰かが傷つく可能性はあり得る」「女性が不快に感じるのは少年漫画だからしょうがないとも思っていません」ですが、私も同意見です。
「多勢の声なら届くし編集から指摘も入るし時代でガイドラインも変わる。でも少数の声は届かないしすぐには変わらないので、傷ついたら読むのをおすすめしません」も私もほぼ同意見です。
その上で、もし「少数の声」が差別表現(男女問題だけでなく移民問題などこれから新しく発生しうる差別も含めて)に上げられたものであった場合、はまたケースは変わってくるのかなと私は思います。
問題点2
少年を対象にしている少年漫画=女性が不快な気持ちになる描写
ではないということです。
白人を対象にしている作品がすべて黄色人種を不快な思いにさせるか?それはNOでしょう。差別表現がなければ見ていて不快になりませんよね。
個人の趣味や嗜好でなんらかの描写が不快に感じる黄色人種の人もいるでしょう。
でもそれは「黄色人種」が不快になる表現じゃなくて、「その人」が不快になる表現なんですよ。万人が不快にならない描写は無理、と同じですね。
でも「作品内で黄色人種が不快な気持ちになる描写」は、違います。
黄色人種が不快な気持ちなる描写、「属性」で言われているものは、個人では済まず、それが差別を引き起こす原因になる可能性があります。
かくいう私もトウモロコシが大嫌いでトウモロコシの出てくるコンテンツが無理というかなりマイノリティな不快ポイントを持っていますが、それでトウモロコシ書くなー!とか言いませんよ。それは、作品でトウモロコシを書いたところで人々が不利益を被らないからです。
しかし差別は違います。作中で「黄色人種」が不快になるけど「白人」が不快にならないものを書いたら、実際にみた白人がそれを内在化して現実世界に落とし込む危険性があります。まだ分別もついていない、価値観形成過程の、少年少女くらいの年代だったらそのまま全て鵜呑みにしてしまう危険性もありますね。
《追記》
「少年漫画が少年を対象にしている以上作品内で女性が不快な気持ちになる描写はあり得ます。」
↓
「女性が不快に感じるのは少年漫画だからしょうがないとも思っていません。」
私もそう思います。
しかしながら、少数の意見(差別に繋がらない、個人の好き嫌いの範囲)に対して「商売として優先度がある事は切り捨てる事」には賛同しますが、
「商売として優先度がある事は切り捨てる事にも差別にはならないはずです。」については、商売だから、優先したいことがあるから、被差別者(男女問題だけでなく移民問題などこれから新しく発生しうる差別も含めて)を切り捨てても差別にならないということにはなりませんし、商売だから差別にはならない、ということは決してないと考えます。
問題点3
いやいや違います。そんな事思ってないです😓
— 篠原健太 (@kentashinohara_) October 26, 2019
少年漫画でも女性は大事なお客様なので排他的な感情はないですよ。でもどちらかを取ると言われれば男性なんです。そして女性読者も「男性に向けた内容を好きな女性」なので、多くの少年漫画家は女性の好みや意見を取り入れません。
これ、一見真っ当に見えるんです。少年漫画だし女の意見が入らないことに駄々をこねるな、と言ったようなこと私も例の友人に言われたし、リプライでもめっちゃもらいました。
ジャンプって実は女性作家さんがいるんですよ。
彼女たちの創作の中に入っている好みや意見って、それすなわち女性の好みや意見なわけです。だって女性作家さんは女性ですから。女性の先生方はイラストだけ担当ってわけじゃないでしょうし、イラストにもその人の好みが出ますよね?
彼女たちの好みや意見は女性のものじゃない!男性的好みや意見だから連載できてるんだ!って思った皆さん。違いますよ。
これ「女性の好みや意見」って女性をつけたことが違うんです。
女性と言い切ることで、女性の考え方はこういうもの(全ての意見が少年誌にふさわしくないもの)って思い込んでいるし、押し付けているんですよ。女の子はピンクが好き、ってあれですね。女性はみんなこんな考え方って、そんなもん無いですよ。
そんなことないから、女性だってみんな考え方やアイディアは千差万別だから、ジャンプに女性作家さんがいるんですよ。女性が書くものが少女漫画だけじゃないんですよ。
小説一冊作家名伏せられて読んで、性別当てられます?
だから、「女性の好みや意見は取り入れません」ではなくて、「少年漫画に合わない好みや意見は取り入れません」だったら差別になっていなかったんです。ジャンプに女性作家さんがいる状態では。
「どちらの好み(男女)も平等にいれることでつまらなくなる」もそうですよね。女性作家さんの作品は男性の好みが入ってないかって、そんなことないでしょう?
まぁ男が楽しいもの!で突き抜けて言った結果が、女性の性差別表現なのかもしれませんが。差別入れないと話が面白くなくなるなんてことないはずなんです、なぜなら作者の方が描きたいテーマが差別ではないはずだから。
というか女性作家さんのことどう思っていらっしゃるんでしょう?
もしかしてあいつらはほとんど男だから、とか男のロマンがわかってるから、とか「女性作家」としては認めず名誉男性として認めてるんでしょうか?
それ、その人の生まれ持った属性を否定していることわかりますか?
《追記》
ターゲットの優先度を少年に定めてるのも事実です。でもなぜそれで女性を「切り捨てた」事になるのでしょう。読んでくれるなら老若男女大歓迎です。でも老若男女の好みが違うのは明らかで、全方位の意見を取り入れるのは自爆行為です。一度でも漫画を描けばわかります。話ムチャクチャになりますから
— 篠原健太 (@kentashinohara_) November 4, 2019
「全方位の意見を取り入れるのは自爆行為です一度でも漫画を描けばわかります。話ムチャクチャになりますから」は私もそう思います。
「老若男女の好みが違う」の部分ですが、老若男女の解釈が「あらゆる人々」の意では同意見です。
「老人と若者と男と女」という意の場合では、「老人みんなこの考え方」「若者みんなこの考え」のような考え方はないという点で賛同しません。
ターゲットを「少年」に定めていることも承知しております。
しかしながらBLが好きな少年が、少年だからという理由でその意見がジャンプに取り入れられることがないように、また少年漫画を書く女性作家がいるように、週刊少年ジャンプの「少年」が定めているターゲットは「少年」が本来持つ意味をこえた意味を持っているとも考えています。
問題点4
問題点1〜3を合わせて考えると、これ女性読者をかなり突き放しているんですよ。
「白人向け漫画が白人を対象にしている以上作品内で黄色人種が不快な気持ちになる描写はあり得ます。合わない人は読まない自由を行使していただくかないです。」
「白人向け漫画なので漫画内で黄色人種が不快な描写は多分あると思います。でも露骨なことはしないです」
「黄色人種の好みや意見は取り入れません」(製作者の中に黄色人種がいるのに)(黄色人種みんなが持ってる同じ好みや意見ってなんやねん)(この作品に合わない好みや意見では)
これ言われて、黄色人種の方が「自分たち歓迎されてる!」って思います?
およびじゃない感すごい。
黄色人種差別受け入れるなら見てもいいけど、文句言わないでよ。黄色人種の好みや意見とかいくらくれても黄色人種ってだけで取り入れないから。
今回のポスターの話は公共物という目に入れたくなくても目に入ってしまう性質のものでしたが、漫画やテレビは見たくなければ見ない自由があり、だからこそ創作者も自由な表現が出来るわけです。
— 篠原健太 (@kentashinohara_) October 26, 2019
突き放す意図はありませんでしたが悲しい思いをさせてしまいましたね。ごめんなさい。
突き放してないっていっても、実際突き放しているじゃないですかっていう。
つまり読んでいいのは「差別を受け入れて、黙ってお金落としてくれる女の子」ですよね。
男にとって都合のいい存在だけが読むことを許された雑誌「週刊少年ジャンプ」。
少年の心を持っていることではなく、生得的男性であることが重要な「週刊少年ジャンプ」。
まぁ「そうだよ、フェミ(というかここの意味合いでは差別されたくない女の人)はお呼びじゃない」って言われるんだけど、そんな雑誌この時代にある?
「差別を受け入れてくれて、黙ってお金落としてくれる黄色人種」しかみちゃいけない映画とかありませんよ。
もっとも作品のテーマが、わざと差別を描いて今ある差別に疑問を呈する、とかなら分かりますが。それと、いま私が話している内容が違うことは分かりますよね。
で、悲しくなって、人に話聞いて欲しいからリプライを送った 。そしたらその人宛のリプライが炎上した←イマココ
って感じです。
《追記》
彼方のアストラという作品は女性にも子供にも読んでほしいと思って描きましたが、元ツイの女性は、ヒロインが自分の胸が大きい事に無自覚だというシーンを残念に感じたそうで、僕としてはそれが予想外だったので例の発言に繋がりました。
— 篠原健太 (@kentashinohara_) November 4, 2019
これについての私の意見を述べさせていただきます。(ちなみにこの元ツイの女性、というのは私ではありません。私は篠原先生にリプライしたことはありませんし、篠原先生のツイートを引用リツイートしたこともありません。スクリーンショットを撮っただけです)
なぜ残念に感じたか、というのは、日本において「胸が大きい」女性はほとんど1度は心無い誰かから指摘されてしまうからです。
もしかしたら篠原先生の描いた世界の中(特にアストラは現代日本ではないので)ではそんな無粋な真似をする人はいないのかもしれませんし、篠原先生が誰からも胸のことを指摘されないで育つことのできた女の子のいる世界、そんな世界になることを祈ってそう設定されたのかもしれません。
しかし、連載している現代日本ではあまりに不自然な表現であり、不自然に見えた気持ちもわかります。実際、現代日本が舞台の宇崎ちゃんが誰からも胸の大きさを指摘されてこなかったことは不自然ですしね。実際現代日本で胸のことを言われている女性もすごく辛そうです。
だから今から、「女性の胸を揶揄らない」を実現して、ヒロインが自分の胸が大きいことに無自覚でも、誰も不自然に思わず、傷つかない社会にしていかないといけないと思います。
ではお待ちかねの「何が彼女を変えたのか」ですね。
まず彼女に言われたことが、「洗脳が解けるまで、私本当にフェミニズム理解できなかったんだよ。海鮮ちゃん、見て見ぬ振りをした方が楽だからでしょ?って言ってたけど、違うの、本当に理解できなかったし、めんどくさ!と思ってたの」です。
彼女ははちゃめちゃに人がいいので、人の話に耳を傾ける、主張が理解できるまでなんども聞くし、自分で噛み砕くんですよ。なかなかできないですよね。
だから、私が言いたいことも理解してくれた。
でもその段階では、「海鮮ちゃんの言いたいことは理解した、そういう人がいるのも、何を目的に活動してるのかもわかった。だけど私は今のままでもいいや」だったそう。
そのあとに、彼女、本当に丁寧な子だからまず最初に私宛のリプに全て目を通したんですよ。(すごい)
で、そこであることに気づいたんです。
今回の私のツイートとか関係なく「女が意見したから」「フェミニストだから(ここでのフェミニストは男性にとって都合の悪いことを存在)」という理由で叩く存在が一定数いること。
本文の趣旨と関係ない、女性ってだけで叩いてくる。
なんでだろうって考えて、リプライにいた他のフェミニストのアカウントも見に言ったそうです。
そしたら気づいていなかっただけであるわあるわ「#KuToo」に「#MeToo」、入試差別や賃金差別、レイプもみ消し、レイプされた人の生の声。
確かに、理由をつけたり、知らない方が楽なんです。声あげられたら現実を直視しないといけない。「変な格好をしていたからレイプされた」(だからちゃんとした格好の私には関係のない話)、「靴だってなんでわざわざ抗議するの?履けば丸く収まるじゃん」(外反母趾のことを知らなかった)。()の中のままで居たい。辛くないから。
それでいて日本で特権階級のままでいたい男の人も女の人に声を上げられると迷惑なんです。
理由をつけたい女の人と、特権階級でいたい男の人の求めていることは同じ、「女性に声を上げないで居て欲しい」。
彼女はそのままでいられたのに、炎上したアカウントを譲られたことで、「理由付けできない差別」を受けてしまった。
「女性のくせに」
その瞬間に彼女にかかって居た洗脳は解けてしまった。突然世界が彼女に牙をむいた。
それを知ったが最後、リプライのほとんどが差別なことにも、いままで感じた違和感も、全部彼女を苦しめた。
だから、ツイッターで辛い気持ちを吐き出していた。それに朝、私が気付いた。
ということだったんです。
彼女の最新のツイートがこちらです。
「最初炎上ツイート見た時言葉足らずで私も理解できなかったけど、理解できた時私も男性社会に洗脳されてたんだなって思った。苦しいよ、どうしたらいい」
本当に、どうしたらいいんだろうね。
お粗末様でした!
え、スタァライトの推し?
露崎まひるちゃんです。
※友人に掲載許可も取っていますし、公開前に確認も取っています。
追記:
私は、女男民族人種関係なく特定の属性への加害を肯定的に書かないでほしいと、犯罪を軽視するようなことを書かないでほしいって思っています。
現実に起きた慶應大の女湯盗撮が犯罪なように、漫画にある女湯覗きも面白おかしいことではなく、れっきとした犯罪行為です。
犯罪を、このくらいいいじゃん、面白い!って書いてることが問題だと言っています。
少年漫画は女性に配慮して変わるべき、というのは、犯罪行為を面白いものとして描かないでほしいということです。犯罪行為を擁護するような、助長するようなことを描かないでほしいということです。
痴漢は露出の多い服着ていたのが悪い、女湯覗きは男の通過儀礼、胸は揉まれたくらいで減らないんだから、という現実のハラスメントを肯定するような、助長するようなことを書くのはやめてほしい、と書いているだけで、少年漫画というジャンルとかけ離れた違う表現を入れろ!女の子の喜ぶ表現を詰め込め!とは言っていません。